ESG活動の実績 バックナンバー:ココカラファイン(統合前)

環境

環境

環境対策について

地球環境を保全し、豊かで美しい自然環境を次の世代に受け継ぐことが人類共通の課題であり、ココカラファインにとっても重要な使命であると考えています。地球環境を保全しながら企業活動を進めていくため、お客様、お取引先様、地域社会など様々なステークホルダーと協力し合いながら、事業活動での環境負荷低減、本業を通じた環境保全に全社をあげて取り組んでいきます。

特に地球温暖化の防止は大きな課題のひとつであると認識し、温暖化の主因である二酸化炭素の排出削減に積極的に取り組みます。

CO2の排出削減

地球規模の問題である環境問題、特に気候変動の問題は、海水面の上昇や異常気象の増加、農漁業への影響など、将来世代まで影響のおよぶ重大な脅威です。IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の報告では、地球温暖化により、最悪の場合2100年には気温が4.8℃上昇するとされており、その主たる原因はCO2によるものとされています。我々はCO2を重要な環境要因と位置づけ、排出削減に努めていきます。

地球の気温上昇予測

出典:IPCC「第5次評価報告書」 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)

マテリアルフロー

  • 注1:(株)ココカラファイン・(株)ココカラファインヘルスケアを対象に算出(岩﨑宏健堂は除く)
  • 注2:2018年度 2017年4月~2018年3月
    2019年度 2018年4月~2019年3月
    2020年度 2019年4月~2020年3月

店舗における環境負荷低減

環境負荷の低減のため、新規店舗の天井・棚下・冷蔵什器・外部看板などあらゆる光源において、LED照明を積極的に採用し、既存の店舗についても改装時に入れ替えを行なっています。

また、エアコンの設定温度に制限を設ける、店舗バックヤードの消灯や営業時間外の照度を抑えるなど、無駄な照明を抑えることで環境負荷低減に努めています。2020年度から、本社エアコンの稼働時間を2時間短縮するよう設定を変更しました。今後もさらなるCO2削減に取り組んでいきます。

環境に配慮した商品製造過程

プライベートブランド商品の製造過程で、海や川、山などの自然環境に及ぼす負荷をどのように認識・把握し、どのような配慮や対策をしているかを確認するため、定期的に工場監査を実施しています。

物流の改善

持続可能な物流を目指して

物流機能子会社ココカラファインフリュアヴァンスを2019年10月に設立。物流危機が社会問題化するなか、物流センターを自社運営することで、効率化と持続可能性の確保の両立を図っています。人々の健康や便利な生活を支える企業として、ココカラファイングループ全体のサプライチェーンマネジメントの持続可能性向上に努め、今後もさまざまな取り組みを進めていきます。

「ホワイト物流」推進運動に賛同

ココカラファインフリュアヴァンスは、持続可能な物流への取り組みの一環として、2021年1月、「ホワイト物流」推進運動に関する自主行動宣言を行ないました。この方針のもと、さらなる物流の持続可能性向上に努めます。

  • ※ 「ホワイト物流」推進運動
    トラック運転者不足が深刻になっていることなどを受けて、国民生活や産業活動に必須のものである「物流」の安定を図るとともに、経済の成長に役立つことを目指し、以下に取り組む運動。

    ・トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化

    ・女性や60代の運転者等も働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現
    取り組みについては3つの必須項目と、6カテゴリ28項目の推奨項目が設定されており、運動に参加・賛同する企業は、推奨項目から何に取り組むかを選んだうえで自主行動宣言を行なう。

    https://white-logistics-movement.jp/flow/

選択した推奨活動項目と取り組み内容

  • A-1:物流の改善提案と協力
    取引先や物流事業者から、荷待ち時間や運転者の手作業での荷卸しの削減、付帯作業の合理化などについて要請があった場合は、真摯に協議に応じます。また、自らも積極的に提案します。
  • A-2:予約受付システムの導入
    トラックの予約受付システムを導入し、荷待ち時間を短縮します。
  • A-3:パレット等の活用
    パレット、カゴ台車、折りたたみコンテナ、通い箱などを活用し、荷役時間を削減します。
  • A-16:検品水準の適正化
    検品方法や返品条件など、検品水準の適正化に関する提案が取引先からあった場合は、真摯に協議に応じます。また、自らも積極的に提案します。
  • D-1:荷役作業時の安全対策
    荷役作業を行う場合には、労働災害の発生を防止するため、安全な作業手順の明示、安全通路の確保などの対策を講じるとともに、事故が発生した場合の損害賠償責任の明確化を図ります。
  • D-2:異常気象時等の運行の中止・中断など
    台風、豪雨、豪雪等の異常気象が発生した際やその発生が見込まれる際には、無理な運送依頼を行いません。また、運転者の安全を確保するため、運行の中止・中断などが必要と物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重します。

資源の有効活用

ココカラファインは国内で1,400店を超えるドラッグストア・薬局を運営し、多くの商品・サービスを取り扱っています。そのため、ココカラファインの事業活動により消費するエネルギーや廃棄物を削減することは、持続可能な社会の実現に向けて大きな影響を持つと考えています。

またエネルギー、廃棄物の削減はコスト削減につながり、ココカラファインにとっても大きな価値があるため、積極的に取り組んでいきます。

廃棄商品の削減

自動発注システムによる適正な在庫管理や、期限切迫商品の廃棄前見切り販売を行なうなど、商品の廃棄量の削減に努めています。

資材の再利用、適正利用

店舗の改装や閉店の際、不要になった陳列棚や什器を廃棄せずに整備し、他店舗で再利用しています。

また、「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」に則り、容器の再商品化に努めています。

3Rへの取り組み

レジ袋の有料化

プラスチックごみは、その多くがリサイクルされずに環境破壊の一因となっています。ココカラファインは、これからの地球を自分たちで守るために、まずは自分たちでできることから取り組んでいきたいと考えています。

2020年4月から開始したレジ袋有料化がお買い物袋の持参促進の一助となり、プラスチックごみの削減が進むことを願っています。お客様・患者様と共に、持続可能な世界の実現に向けて取り組んでいきます。お客様のご協力により、2020年4月1日から2021年3月31日までのレジ袋使用量は、前年比マイナス83.9%という結果となりました。

環境省Re-styleへの取り組み

2019年より、環境省の取り組み「Re-style」のパートナー企業となり、循環型社会の構築に向け、3R(Reduce、Reuse、Recycle)に取り組んでいます。

【Re-styleパートナー宣言】

  • Re-Styleのコンテンツ企画を積極的に発信します!
  • 「3R推進月間」において、積極的な活動を実施します!
  • 「選ぼう!3Rキャンペーン」に参加します!
  • Re-Style商品を積極的に発信します!
  • 自社事業において、3Rの理解と取り組みを促進します!
  • 循環型社会の構築に向けた取り組みを支援します!
「Re-style」キャンペーンチラシ
「Re-style」商品の売場展開の例